絶滅危惧植物 (2/4ページ)

ランクは「環境省版レッドリスト 2012」による



ヒメシロアサザ
ヒメシロアサザ   ミツガシワ科  絶滅危惧2類

本来水田に生えるものです。
渡良瀬遊水地では、昔水田があった場所を掘ると出現することがあります。



ハナムグラ
ハナムグラ   アカネ科  絶滅危惧2類

オギ原のほとんどどこにでもあります。普通種のヤエムグラより圧倒的に多いです。
渡良瀬川のさらに下流域に、ヨシ焼きをしない広大なオギ原がありますが、そこではヤエムグラがほとんどです。
このことから、ハナムグラの生育にはヨシ焼きが大きく影響していると考えられます。



ゴマクサ
ゴマクサ   ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

日当たりの良い湿地に生える1年草です。
北部の特定の場所だけに見られます。



マルバノサワトウガラシ
マルバノサワトウガラシ   ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

第2調節池の掘削地で出ました。
遷移が進んで生育地がヨシに被われてきたので、近いうちに消えてしまうおそれがあります。



オオアブノメ
オオアブノメ   ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

日当たりの良い水泥地に生えます。
第2調節池の水路際の泥地に生育地があります。
それ以外では掘削地に出ることがありますが、遷移の進行にしたがって消えるのが普通です。



コキクモ
コキクモ  ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

2003年に、浅い掘削池に出現しました。これは栃木県の初記録でもあります。
現在は遷移が進み消えてしまいました。



キタミソウ
キタミソウ   ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

池内水路の水際に生育しています。2011年5月9日に初めて確認できました。
広範囲にありますが、点在している様子から近年入ってきた可能性もあります。



スズメハコベ
スズメハコベ   ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

第3調節池の特定の湿性裸地にありましたが、現在は遷移が進み見られなくなっています。



ゴマノハグサ
ゴマノハグサ  ゴマノハグサ科  絶滅危惧2類

ヨシ・オギ群落に点在しています。
場所によってかなりの数の個体数があります。



ホソバオグルマ
ホソバオグルマ   キク科  絶滅危惧2類

ヨシ・オギ群落に普通に見られます。



ミズオオバコ
ミズオオバコ  トチカガミ科  絶滅危惧2類

掘削地に出ますが、たいてい遷移の進行とともに消えていきます。



トリゲモ
トリゲモ   イバラモ科  絶滅危惧2類

貧栄養性の水草。
赤麻沼跡に掘られた池に出現しましたが、水質が悪くなったら消えてしまいました。



マイヅルテンナンショウ
マイヅルテンナンショウ   サトイモ科  絶滅危惧2類

オギ群落の中、水塚の斜面、道ばたなど遊水地の中ではあまり湿っていない草地に生育しています。
分布はかなり偏りがあります。



ジョウロウスゲ
ジョウロウスゲ   カヤツリグサ科  絶滅危惧2類

貯水池(谷中湖)の浮島で、2002年に見つかりました。
また、第2調節池の掘削地で出ました。



ヌマアゼスゲ
ヌマアゼスゲ   カヤツリグサ科  絶滅危惧2類

渡良瀬遊水地の最も普通のスゲといえます。
近縁で普通種のアゼスゲがほとんど見られないことがかえって興味深いです。



カンエンガヤツリ
カンエンガヤツリ   カヤツリグサ科  絶滅危惧2類

大型のカヤツリグサ。
掘削地に多数出現しますが、遷移の進行に従って消えていきます。



コツブヌマハリイ
コツブヌマハリイ   カヤツリグサ科  絶滅危惧2類

昭和16年に生井村(おそらく渡良瀬遊水地)で発見され新種とされました。
主に掘削地に出ます。背丈が低いので、他の植物に覆われると消えてしまいます。



キンラン
キンラン   ラン科   絶滅危惧2類

最近まで里山に普通でした。
04/5/2の当サイト主催植物観察会の際に、樹林下で2個体が見つけられました。


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