MOの「体操」 |
常に子どもの表情を見ながら、嫌でない範囲で行います。
![]() 苦しそうな様子がない範囲で数分行っています。(このままの姿勢で3~5分) 胸、腹、脊柱など体幹の様々な筋がストレッチできます。 |
![]() 腰、背中、脊柱の筋などがストレッチできます。 |
![]() 左右両方向に、それぞれ数分ずつ固定することを、交互に数回行っています。 腰から体幹につながっている筋と胸郭の筋などがストレッチできます。 |
![]() ストレッチに際しては、まずごく弱い力で軽く5回ぐらい屈伸運動をします。その後、屈と伸をそれぞれ30秒以上ずつ、交互に数回行っています。指導者の手は足裏とひざに置きます。 |
外ひねりは親指の方向に回転させます。 これは足を突っ張らせる筋緊張に対し効果的です。また右の画像では、足を伸ばしたまま両足同時にひねっていますが、片足ごとに、ひねりながら足を曲げていくと、股を開かせるの有効です。 内ひねりは小指の方向に回転させます。 足を屈曲させる筋緊張に対し効果的です。 |
下肢のひねりと同様です。 上肢の緊張をとるのに効果があるようです。また上肢のみならず、肩、胸、腹に良い効果があり、呼吸の問題等を改善させる可能性があるようです。 介助者の手は手のひらと肘に置き、上肢全体を効果的にひねるようにします。 |
![]() 救命救急法における気道確保の要領です。 顎下に指を押し当て押し込みながら、顔を上に向かせています。 のどには複雑に筋が配置されており、そこに慢性的な緊張があると、えん下や呼吸に大きな影響が出ます。 |
![]() 背中全体をまんべんなくタッピングします。 お尻のタッピングもしますが、その際は背中より強く叩いても大丈夫です。 |
![]() 背中側の骨盤に沿って指圧をしています。 ほかには、脊柱の両側を下から上に向かってします。また肩と首筋近辺を指圧しています。 |
10.揉み 上肢と下肢は十分にもんであげます。 特に内側の、関節近辺の腱の部分を十分に行います。 また、手のひら、足の裏は特にていねいに行います。 過敏のある部位については、ここでは避けて通ります(過敏をとるにはそのための一定の方法がある)。 |
以上は他動的に体を動かしたり刺激してあげる場合を紹介しましたが、MOは、子どもが自分で体を動かそうとすることをもっとも大事なことと考えています。 現在可能な動きをさらに力強いものにしていくこと、新しい動きを習得していくこと、それぞれは子どもが自分で体得していくのが望ましいと思います。そのための手助けの工夫は子どもに応じて考えられなければならないと思います。 |